大学1年生の時に東京都世田谷区にあるコヤマドライビングスクール二子玉川校で普通免許(AT限定)取得し、その後、大学2年生の時に普通二輪免許を、大学3年生の時に大型自動二輪免許を取得しました。
教官や教習の質など、実際に通って分かったことを、卒業生目線で本音レビューしていきます。
- 指導はわかりやすい
- 横柄な教官はいない
- 混雑していて予約が取りづらい
- 全体的に見て、おすすめできる教習所
通って分かったコヤマドライビングスクール二子玉川校のメリット・デメリット・注意点
実際に通って免許を取得した元生徒の目線で見た、コヤマドライビングスクール二子玉川校のメリットやデメリット、入校前に知っておくべき注意点をご紹介します。
メリット
1.指定教習所なので免許試験場での実技試験がない
コヤマドライビングスクールは指定教習所なので、免許試験場で警察官が実施する実技試験がありません(免除)。免許試験場の試験は自動車学校の試験よりも厳しいといわれていますので、これは重要です。
2.教官の態度がいい(横柄な人がいない)
よく教習所のレビューや口コミを見ていると、「怖い教官がいた」やら「インストラクターがめちゃくちゃ偉そうだった」みたいなレビューを見ることが多々ありますが、僕の通った2020年及び2021年にはこのような方はいませんでした。
タメ口の方や、言い方がややきつい方もいましたが、指摘の際を含めて声を荒げるような人はおらず、基本的に礼儀正しい方ばかりだったので安心して利用できます。
3.教官の指導がわかりやすい
あくまで僕の意見ですが、技能教習の教官の指導がわかりやすく、アドバイスも悪い点の指摘もしっかりと行ってくれるので運転のコツをスムーズにつかむことができました。教え方でハズレだと思った人が居なかったのでありがたかったです。
4.高速教習で高速を実際に走れる【普通車】
普通免許の高速教習はシュミレーター(ゲームセンターの自動車レースゲームのようなもの)で行う教習所もありますが、コヤマドライビングスクールでは実際に高速道路を走ることができます。
具体的な高速教習の内容は、別の教習生1人と教官の計3人で車に乗り、行きと帰りで半分ずつ運転するパターンと、教官とマンツーマンで車に乗り、往復ともに自分で運転するパターンがあります。3人で行く場合は3時間連続の教習、教官と2人で行く場合は2時間の教習+1時間の路上教習を下道で実施というシステムです。
※どちらになるかは当日の高速教習参加者の人数によって変わります。
5.施設が清潔
施設が新しく、トイレや待合室を含めてどの部屋も清潔に保たれています。
6.Audiやハーレーに乗れる
普通車(ATのみ)にはAudi A3(セダン)、大型二輪にはハーレーダビットソン883Rが用意されており、これに乗って教習できるプランがあります(普通車にはBMWのSUVもありましたが、教官によると余程車が足りない時以外は使わないらしいです)。特別感のある車両に乗れるとテンションも上がるのでいいシステムだと思います。
7.キャッシュレス決済や分割支払いに対応している
対応決済手段一覧
- 現金一括支払い
- 現金分割支払い(窓口or支払機で都度入金)
- デビットカード(J-Debitのみ。VISAやMasterなどの国際ブランドは不可)
- ローン
- PayPay(一括支払いのみ)
- LINE Pay(一括支払いのみ)
現金一括払いのほか、分割支払いやQRコード決済など複数の支払い方法に対応しています。クレジットカードが使用できない点が玉に瑕ですが、キャッシュレス決済を含め決済方法が豊富な点は評価できます。
デメリットと注意点
1.受付の対応が遅い
絶えず混雑しているため、入校手続きなどの受付対応でかなり待たされます(平日の昼間はわかりませんが、それ以外の時間帯はいつも混んでいます)。入校時は混雑すると見越して時間に余裕をもって来校するようにしてください。
2.受付には態度が悪い人がいる
教官の人柄が良い一方で、受付は態度が悪い人が結構います(※大多数は普通です)。
自身の体験としては、教習時に必要なパパルカードというカードを教習所側のミスで紛失された際、謝罪は無く、「無くても番号(生徒のID的なもの)さえわかれば問題ないから」というような横柄な態度で適当にあしらわれたり、教習所側が希望日以外に郷愁予約を入れていたのを指摘すると「変更はできない」というような態度を取る(こちらは少々強めにクレームを入れて解決)ということがありました。
全体的な傾向として、若いスタッフの方は礼儀正しいですが、年配のスタッフの方に横柄な人がいるようです。
3.人気校なので予約が取りづらい
この地域では特に人気の教習所なので非常に混雑しており、予約が取りづらいのもデメリットです(特に技能教習(乗車)が混雑しており希望の日時に予約を取るのが難しくなっています)。
僕はRATSコースという卒業までの予約を事前に確保できるオプションを利用することで比較的希望通りに予約をとれましたが、それでも普通車の教習開始までに2ヶ月、普通二輪の教習開始までに1ヶ月半かかりました(普通車の時は先に学科だけ受講)。
しかし、このオプションを利用したとしても、仮に仮免試験や見極め、技能教習に不合格となればそれ以降の予約がキャンセルされて取り直しになってしまうのでスケジュールには余裕が必要となります。
ちなみに、このRATSコースの追加料金は普通車で44,000円(税込)、二輪で23,100円(税込)です
4.希望日以外に教習を入れられることがある(RATSコースやTITILコースの場合)
通常はインターネットのポータルサイトや教習所内の機械(ファミマのファミポート的なやつ)から予約を取るのですが、事前に卒業や決まった段階までの予約を取れるオプション(RATSコースやTITLコースといいます)を使用した場合は、事前に提出したこちらの希望日や来れる日時を元に受付の方がシステムにデータを入力して予約を取ってくれます。
しかし、人力での対応なので当然ヒューマンエラーがあり、希望日以外に教習予約を入れられることが多々あるので注意が必要です。これらのコースの予約日時は申し込み時点でわかるので、自分が提出した希望日と受講可能日時と突き合わせて間違いがないかしっかりと確認するようにしましょう。
5.料金システムが複雑
キャンペーンや提携校の学生割引といった割引制度がいろいろあるのですが、これらのシステムが複雑なので料金計算がしづらいです。公式サイトの情報で事前に計算はできますが、受付で提示される料金が異なっている場合もあるのでおかしいと思った個所は遠慮なく質問して確認しましょう(※受付が料金システムの細部を把握していないことがあるので相手に悪気はないです)。
クレームを入れたわけではないのですが、窓口で2人で「おかしいっすねー」的な会話を5回ほどやっていると最終的に主任的な人が出てきてこうなったw。
6.教習所の出入り口の道が渋滞して乗車時間が減ることがある
路上教習で教習所に出入りするときに使う出入口がある教習所の前の道(都道11号線)が渋滞しやすいところで、混雑していると路上に出るまで時間がかかったり、渋滞することを見越して路上教習から早めに帰る必要があったりと、教習時間が短くなることがあります。
7.二輪免許は卒業後の無料レッスンチケットの予約が取りづらい
コヤマドライビングスクールでは、卒業時に卒業した車種の無料レッスンを1回受けられるチケットをくれるのですが、普通自動二輪や大型自動二輪といった二輪免許は予約が取りづらく、半年待ちとなることがザラにあります。実質使えない状態になっているといって差し支えないでしょう。
通って分かったコヤマドライビングスクールの特徴やよくある疑問への回答
メリットやデメリットには入らないものの、知っておくと役立つコヤマドライビングスクール二子玉川校に関するお役立ち情報や豆知識をご紹介します。
入校手続き時に支払いを済ませなくてもOK
一括支払いの場合を含め、支払いは教習開始までに済ませれば良いため、入校手続きの際に支払いを行う必要は必ずしもありません。体験乗車など入校を決めていない段階でお金をもっていかなくても問題ないので憶えておいてください。
ただし、支払いは校舎まで来校して行う必要があるため、手間だと感じる場合は現金を持っていくか、PayPayやLINE Payに登録しておいて支払ってしまったほうがスムーズです。
東京や神奈川に住民票がなくても入校可能だが住民票の取得は必要
東京都や神奈川県に住民票が無くてもコヤマドライビングスクール双子玉川校に入校することは可能です。しかし、普通免許の教習で必要な仮免許の発行など、手続きで住民票が必要になるため、予め取得しておく必要があります(※住民票は郵送で取得できるのでお早めに)。
なお、免許取得の手続きや本免許の学科試験は住民票がある場所の免許センターで受験する必要があるので注意してください。
駐輪場はあるが狭い(バイク駐車も可能)
校舎前に駐輪場がありますが、出入り口が狭いことに加えて来校者数とスペースの広さが釣り合っておらず、常に混雑しています。バイクの方は取り回しに注意が必要です
構内で軽食を購入可能(数は少ない)
2階の待合スペースにある自動販売機の1つがパンやおにぎりとおかずのセットを販売する軽食の自動販売機になっているため、昼食は構内でも入手できます(※在庫が少ないので品切れしていることも多い)。
普通車(AT)は車種が豊富
AT限定普通免許で使用する教習車は、ホームページに載っているマツダのアクセラ以外にも、トヨタカローラやホンダグレイス、日産のコンパクトカー(車種不明)があります。サイズや加速に若干の差がありますが、基本は同じなのでどの車に当たっても違いはありません。
車が足りないと追加料金無しでAudiに乗れる
生徒数が多いため、教習車が不足しているとオプションプランに入っていない人でもAudiに乗車できます(※車を選ぶのは教官なので運次第)。国産車とウインカーとワイパーの位置が左右逆である点と、ブレーキがめっちゃ強く効く点以外は国産車と変わらないので、運転に慣れてきた頃だと楽しいです。
友達紹介による割引制度がある
卒業生や生徒から紹介カードを貰って申し込むと割引が受けられる紹介制度があります。学校内など、身近に卒業生や通っている人が居ないか探してみることをおすすめします。
検定落ち時の追加料金が無料になる保険がある(二輪は不可)
卒業検定や仮免の検定(車のみ)、みきわめといった検定に落ちた場合は追加で1時間技能教習を受けてから再度検定を受講する必要があります。
また、各技能教習の出来が悪く次のステップに進めないと判断された場合も同じ課題を実施するのに追加で教習を受ける必要があります。
しかし、コヤマドライビングスクールには、これらの追加料金の発生を回避するために、予め一定金額(6,000円程度)を支払って追加教習を無料で受けられるようにする保険の「安心コース」という制度が用意されています。
6,000円程度という追加教習の1回半の料金で何度でも追加教習の料金が無料になるため、自信の有無にかかわらず加入するのがおすすめです。
なお、この安心コースは車のみが対象で、バイクは小型限定、普通二輪、大型二輪のいずれも使用することができません(※昔は使えたが廃止された)。ご注意ください。
2回目以降の利用時は入校金が不要
筆者は普通車の免許を取った後に普通二輪の免許を取りましたが、この時はOB(OG)ということで入校金(入校時必要料金)が無料でした。免許の種類によりますが、約4万円程度の節約になりますので非常にお得です。
インストラクターの名前を出すとオプションが無料or割引になる(OBOGのみ)
利用するのが2回目以降の方は、入校時に知っている教官の名前を誰でもいいので1人述べると教習を優先予約できるオプション「PINEコース(6,600円)」が無料でつけられます。
先にご紹介したRATSコース(入校時に全予約を取れるコース)を含む上位のオプションを付ける場合は、同額を割引してもらえるのでなるべく活用しましょう。
領収書が欲しい場合は自己申告が必要
支払いを証明する領収書が必要な場合は、こちらから発行するように頼む必要があります。ご注意ください。
領収書は手書きではなく印刷されたものが出されます。領収書には入学金や適性検査料といった費用の内訳が記載されますが、申し込んだ免許の種類は記載されません。
また、PayPayといったキャッシュレス決済を使用した場合、手書きで「PayPayで支払い」といった使用した決済サービス名が書き込まれるルールになっているようです。
【まとめ】コヤマドライビングスクール二子玉川校はおすすめできる教習所
メリットやデメリットをいろいろご紹介しましたが、卒業生としてはコヤマドライビングスクール二子玉川校はおすすめできる教習所だと考えています(周辺には他の教習所もあるので、満足しなかったら2回も使いません)。
教習所選びの一番のポイントはやはり教官の質(指導のレベルと人間性)です。運転を最初から上手にこなせる人はほとんど居ないため、人間性に難のあるインストラクターが居らず安心して教えてもらえることは大きなメリットだといえます。
レビューは主観が入るのでこの教習所も評価は賛否両論だと思いますが、インストラクターの質で選ぶのであれば、一度見学してみることをおすすめします。