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大腸内視鏡カメラの検査を受けてきた体験談。痛みなどの感想を率直にレビュー

じゆとり

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過敏性腸症候群(IBS)と診断されていた、おなかが緩い状態やガスがたまりやすい状態が慢性化している症状の精密検査をすることになり、消化器内科で大腸内視鏡カメラによる内視鏡検査を受けてきました。
前日くらいから始まる下準備や当日の行動など、結構大変だったので備忘録として体験談を残しておきます。これから検査を受ける方のお役に立てば幸いです。

検査を受けるに至った経緯と予約の流れ

1年ほど前におなかの調子が悪いのとガスがたまった状態が慢性化していることで消化器内科に行ったところ、過敏性腸症候群(IBS)と診断を受けて薬を処方されていました。
その薬を使えば症状が収まっていたので定期的に通院していたのですが、万が一、ほかの病気だった場合に困るということで一度内視鏡検査を受けることを主治医から勧められていました。
それで時間ができたタイミングで検査を受けることに決めたことで今回、内視鏡検査を受けることになりました。

予約は普段通り来院した時に行いましたが、ちょうど1週間後の土曜日に空きが出たということでそこに予約を取ってもらい、そのまま血液検査(採血)を実施。感染症などが確認されなかったので、普段の薬に加えて検査前日と当日に使う下剤と洗浄液、検査食を処方され、検査の注意事項の説明を受けて帰宅しました。

検査の注意点として言われたことは、腸内の洗浄のために前日から検査食を食べて当日は洗浄液を飲むという話と、麻酔を使うので当日は徒歩や公共交通機関で来院し、1日運転は控えるようにとのことでした。

前日の流れ

検査の前日は病院からの指示通り、昼食と夕食を病院から処方された指定の検査食を食べ、朝食は白米やパン、素うどん、卵、白身魚といった消化の良いもの以外はNG(乳製品もダメ)で、終日間食やお茶・水以外の飲み物も避けるように言われていました。そのため、指示に従って普段からは考えられないレベルにあっさりしたものばかり食べていました。
とはいえ、その前の日に検査を乗り切るためのご褒美として好きなものを食べてお酒も飲んだのでちょうどバランスがとれていたと思いますw。

でも、お腹が減りすぎて茹で卵を1つおやつに食べちゃいました。まあ朝食に許可されている消化の良いものなので大丈夫でしょうw。

病院で言われていた以外の検査の準備としては、翌日にトイレに籠ることを考えてトイレットペーパーのストックを確認したほか、洗浄液を溶かした2Lのペットボトルとは別に、水分補給用のただのミネラルウォーターが入ったペットボトルとコップを準備してトイレに持ち込めるようにしておきました。脱水症状に陥ると危険なので、やっておいたほうがいいと思います。

その日は夜更かしをしてもお腹が減ってしんどいだけなのと、洗浄液を飲むために翌日6時に起きないといけないので早めに就寝。寝る前には指示通り下剤を服用しました。

当日の準備

当日は6時から洗浄液を飲んで検査開始の13時までに腸を空っぽにしておくようにとの指示でしたが、無事に寝坊して洗浄液を飲み始めたのは6時半過ぎでしたw。
そこから2時間かけて2Lの洗浄液を飲みましたが、700mlほど飲んだところでお腹がゴロゴロし始め、じきに排便が始まりました。ただ、典型的な便が出たのは最初の2回程度で、そこからは貰った資料の説明通りの黄ばんだ液体しか出なくなり、じきに透明な液のみが排出されるようになりました。検査食と洗浄液の効果恐るべし。

資料と違ったのは排便の回数で、液を含め10回程度にわたって排便があるとの説明でしたが、実際には15回ほどありました。イメージとしては、1回に飲んだ分の洗浄液が1回に排出される感じです。当然個人差があるとは思いますが、これによって思った以上にトイレに長くいることになったのが辛かった。
そうこうしているうちに検査時間が近づいてきたので病院に向かいました。

検査開始から終了まで

病院に着くとすぐに着替えを渡されて検査着に着替え、荷物もすべてロッカーにしまってから検査台へ。最初に麻酔をするということで看護師さんにサクッと注射針を刺されました。痛かった。

検査時は内視鏡カメラを挿入するときに結構な痛みと圧迫感があったのですが、そのあとすぐに意識が遠のいてゆき、起こされた時には全部終わってましたw。本当に何があったのか全く覚えておらず、思わず「え?嘘やん」と言いかけたほどあっけなかったです。

じゆとり

身構えていたけどめっちゃ楽。

検査終了後はちょっと酔っ払った感じが残っていたため、麻酔の効果が弱まるまで休息することになり、検査台からフカフカのベッドに移動して就寝。1時間くらい寝ると自然に目が覚めてふらつきも収まっていました。
起きた時には結果が出ていたので、着替えたらすぐに診察室で先生の説明を聞き、当日中の注意事項なども伺ってから会計をして帰宅しました。

実際に写真を見せてもらいましたが、検査結果は正常で腸内に異常はなかったため、過敏性腸症候群で間違いないということです。検査費用は5,000円ちょっとでした。

【まとめ】麻酔が効けば大腸カメラは楽

今回の検査を振り返ってみての感想ですが、大腸カメラは麻酔がしっかりと効きさえすれば楽な検査だと思いました。前日から始まる下準備が面倒ですが、検査中は寝ていたら終わっているので苦しさはほとんどなく、非常にあっけなかったです。
当然個人差はあるでしょうが、想像以上に苦痛のない検査だと思うのでそこまで身構えず、気楽に受けに行けばいいと思います。

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