身をかがめ、時には匍匐で通り抜けるようなめっちゃ細い洞窟道が続き、本格的な洞窟探検気分を味わえる大岳鍾乳洞。
洞窟の入り口まではちょっとしたオフロード走行を楽しむことができ、キャンプ場もあるツーリングに適した秘境スポットです。
そんな大岳鍾乳洞の、実際に訪れて分かった詳しい観光情報をご紹介します。
大岳鍾乳洞の基本情報
東京都あきる野市、秋川渓谷の北部に位置している鍾乳洞です。
観光地化された鍾乳洞と比べて簡易的な整備しかされておらず、その道の狭さや天井の低さが相まって未知の洞窟を探検しているような気分が味わえます。
住所 | 〒190-0171 東京都あきる野市養沢1578 |
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営業時間 | 9:00~16:00 |
定休日 | 木曜日(祝日の場合は営業) |
利用料 |
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補足情報 |
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周辺スポット |
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実際に訪問して分かった情報や注意点
- 途中に未舗装路(フラットダート)あり
- 鍾乳洞の入り口付近の道の一部が舗装されておらず、フラットダートになっています。アドベンチャースクーターのADV150で問題なく走れたのでガチのオフロード車が必要なわけではありませんが、スーパースポーツやオフ車・アドベンチャーではない大型バイクなどでは到達が困難なので注意が必要です。
- 洞窟ではヘルメット着用必須
- 洞窟に入る際は受付で渡されるヘルメットを絶対に着用しましょう。特に説明があるわけではないのですが、洞窟内は天井が非常に低い場所や突き出た岩が多く、道も非常に狭いので1回は頭をぶつけると思っておいたほうがいいです。
渡されるヘルメットはしょぼく見えますが、ぶつけても全く痛みを感じない程度に頑丈です(筆者は4回ほどぶつけました)。 - 汚れてもいい服装で行く
- 洞窟内は濡れている場所、しゃがまないと通れない場所が多数あり、中には匍匐で通る箇所もあります(※これは回避も可能)。注意書きの「汚れてもよい服装でお越しください」は結構本気のやつなので、絶対に汚れてもいい服装で行きましょう。
駐車場横にトイレがあるので、着替えることも可能です。 - 軍手かグローブを持っていく
- 手をついて通る場所・登る場所が多数あるので、軍手かアウトドアグローブ、バイク用グローブのいずれかを持って行ったほうが良いです。
なお、軍手は1組100円で入り口で購入することもできます。 - めっちゃ滑りやすい
- 洞窟内は滑りやすい道が多いため注意して歩くようにしてください。
- 靴の無料レンタルがある
- ハイヒールなど歩きづらい靴を履いている人を対象に、靴の無料レンタルを実施しています。
- 子供を抱いて入れない
- おんぶ・抱っこともに禁止されており、自分で歩けない子供を抱いて入ることはできません。
また、実際に入った感想ですが、滑りやすい箇所が多いので小学生未満の子供を連れて行くのはやめておいたほうが無難だと思います。 - キャンプ場の受付は鍾乳洞の受付と同じ
- 併設のキャンプ場がありますが、こちらの受付は鍾乳洞の受付と同じところとなっています。
- 薪や軍手などのキャンプ用品の販売がある
- 受付では薪や軍手といったキャンプ用品が多少売られています。食材の販売はなく、自動販売機も見当たりませんでした。
- 駐車場は30台分
- 洞窟横の駐車場は乗用車5台分ほどのスペースがあります(バイクも駐車可能)。合計30台分の駐車スペースがあるそうなので、ほかにも駐車場があるようです。
- トイレが結構キレイ
- トイレは結構きれいでした。ただし、小さいので混んでいるときは大変だと思います。
【アクセス】大岳鍾乳洞への行き方
今回はモデルケースとして、公共交通機関で大岳鍾乳洞に行く際の拠点となり、東京方面から車やバイクで行く際も前を経由する「JR武蔵五日市駅」からのルートをご紹介します。
ルート全体は以下の通りです。
都道33号線(檜原街道)を檜原村方面に進み、「十里塚」という交差点を右折して都道201号線に入ります。
上が右折する「十里塚」交差点です。
都道201号線を道なりに進むと、赤い橋と「大岳鍾乳洞」と書かれた看板が左側に出てくるので、そこの左側にある側道に入ります(この地点は養澤神社の手前)。
上が右折する交差点です。
側道は小川沿いの細い林道で、途中から未舗装の砂利道になります。砂利道を進むと以下のような砕石場が出現します。
この画像にあるトンネルをくぐってさらに進むと、キャンプ場を通り過ぎたあたりに以下の画像のような駐車場があり、ここが鍾乳洞の入口兼キャンプ場の受付です。
到着しました!